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サイト 紫黒ノ華の更新情報、管理人 朔月の生態など。
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まだ秋とか思っていたのにあっという間に寒くなって、今朔月は風邪気味です。鼻づまりで呼吸できないです。これはまずい。

時候の挨拶もそこそこに、なんかブログの更新数が異常に低いので、ちょっと企画的なものを立ち上げることにしました。

「一週間に一回適当にお題こなそうぜキャンペーン」

……うさんくせえ。

と言うか朔月のブログでの小説発表嫌いはどこへ消えたって感じですが、とりあえず連載じゃないしいつかはサイトにも乗っけるぞ、ってことでOKしました。ええ、私が。

と言うわけで第一回目の今回は、清華ちゃんで「髪を切る」。
なんかお題っていうかシチュっていうかまあとりあえずもろってますね。もろ出しの方です。

と言うわけで、下のreadmoreよりどうぞ。

 しょきしょきしょき。
 音が交差するたび長く伸ばしていた髪が一房ずつ落ちていく。切り取られて、払われていくのはきっと髪だけではない。

「でも、勿体無いですねー。こんなに長くてきれいな髪なのに」
「そうでもないですよ」

 謙遜ではない。忙しさにかまけて碌な手入れもしていない髪は大分痛んでしまっている。それでも店員はそうですか、と納得できないように言った。

「それにしても、どうしてこんなに伸ばしてたのを切ろうと思ったんですか? 失恋?」
「いえ、そう言う訳でもないんですけど」

 ただ、何と言ったらいいのだろうか。もっとも適切なのは心の整理をつけることで、感情を切り離す、と言うことだろうか。感情を切り離すというのは失恋も当てはまるな、と気が付く。ただ、失恋したときに切り捨てるのは恋情で、今清華が切り捨てるものは愛情だ。

「……なんというか、前を向くのに必要なんですよ」
「あー、分かります。誰にだって必要ですよね、特に女の子なら」
「……ええ」

 しょきしょきと音が交差して、その度また髪が一房二房と落ちていく。
 大切だったものを、手放すのではなく、過去を過去として受け入れて。
 真っ黒な髪が蜘蛛の巣のように散らばった。


--------------------

短いですね! でもいいです、こんなもんで。ツイッターではもっと短い。
ていうか、髪を切ってもらいながらの清華ちゃんが書きたかったんです。なんででしょうかね、この間朔月自身が髪を切ったからでしょうか。
と、言う訳で、今回は以上!
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